手術(円錐切除術)当日に妊娠が発覚した話  その1

んばんは。赤ちゃんとの生活は1日がびっくりするくらい早くいつの間にか夜です。

 

日は私が子宮がん検診で子宮頸部上皮内がんの診断名がつくまでの経緯を書こうと思います。

 

は30代前半で、就職してからほぼ毎年子宮がん検診を受けていました。最初こそ問題なく終わっていた検査でしたが、6年前にいきなり中等度異形成の診断がつきました。仕事が休みの日に、見慣れない番号から電話がかかってきて、子宮がん検診で引っかかったので受診しに来て下さいと言われたときにはすでに頭が真っ白で、私はがんなんだと早とちりし検索魔になったのを覚えています。受診後はさらに詳しい検査を行うことになりました。コルポ診といって、子宮頸部の疑わしい箇所の組織を専用の器具でわずかにくりぬくというものでした。幸い痛みはありませんでしたが、結果がでるまで気が気ではありませんでした。1週間後検査の結果、中等度異形成という診断が下りました。一度中等度異形成の診断が着くと、私の病院では3か月ごとの検査で経過観察となるため、頻回に病院に通うことになりました。そこからは軽度異形性~問題なしを繰り返していましたが、子宮頚部上皮内がんという診断が下りる2年前には、問題なしという結果が2回続きました。私はどこかでもう治ったんだと安心してしまったのでしょう、1年検査をさぼってしまいました。あの時のことをとても後悔しています。1度でも異形成の診断がついたのであれば、半年もしくは1年ごとの検査を受けるべきでした。検査も中等度異形成・軽度異形成・問題なしと毎回違った結果が出ていましたが、細胞や組織をとる場所によって違うのは当たり前ですし、今思えば一度中等度異形成の診断がついた時から、私のがんの芽は育っていたのだと思います。

して、1年さぼった結果、去年の子宮がん検診で子宮頸部上皮内がん疑いであることが分かりました。結婚を間近に控えていた私は、急に地獄のどん底に突き落とされ、仕事をしていてもどこか上の空、ご飯ものどを通らず手術を受ける1か月の間で体重が3キロ近くも落ちてしまいました。その頃ずっと頭にあったのは、生死のことよりも、子供が持てるのかということでした。結婚したら子供を持ちたいとパートナーと話すことがあったからです。しかし、私の病変が本当に子宮頸部上皮内がんであるのかどうかはさらに詳しい検査をする必要がありました。それが円錐切除術です。この手術は腰椎麻酔を施し、子宮頸部を円錐状にくりぬくという手術で、私の病院では1週間ほどの入院が必要でした。この検査で、上皮内がんよりも軽い診断(高度異形成や中等度異形成)が出ることもあれば、より悪い診断がつくこともあると説明を受け更に不安になりましたが、受けないという選択肢はなかったのですぐに予約を入れました。手術までの検査や、入院中のこと、手術のことはまた別に書こうと思います。手術を受けて検査結果が出るまで本来なら1~2週間かかるのですが、幸い自分の勤務先であったことで2日で結果がでました。結果が出るまで、お守りを買ってきてもらったり、運があがるという神社の写真を待ち受けにしたり頼れるものは何でも頼りました。また詳しく書こうとは思いますが、この結果で大事なのは「基底膜をがん細胞が超えていないか」「断端が陰性かどうか」の2点でした。簡単に言うと、がん細胞が上皮内にとどまり浸潤していないか、手術で悪いところはしっかり切り取れているかということです。がんが上皮内にとどまっていれば将来子供を持つことが可能なことを先生から聞いていました。

私は最初に受けた診断通り、子宮頸部上皮内がんであり、断端陰性でした。検査結果を聞いたとき、やっと深く息を吸うことができ、安堵感から久々にぐっすり眠ることができました。

 

長々と書きましたが、以上が私が子宮頸部上皮内がんの診断を受けるに至った経緯になります。読んでいただきありがとうございました。それではおやすみなさい。

 

 

 

手術(円錐切除術)当日に妊娠が発覚した話  はじめに

めましてこんにちは。私は今3か月になる赤ちゃん子育て真っ最中です。赤ちゃんが産まれてからは、今までにないくらい忙しい日々を過ごしてきましたが、現在は授乳の間隔も少しずつ延び、夜寝れる時間も6~7時間まとまって寝てくれるようになり、ようやくこうして自分の時間を持てるようになりました。

 

回ブログを始めたのは、タイトルにもあるように、去年職場の検診で受けた子宮がん検診で子宮頸部上皮内がんと診断され手術を受けることになり、まさかの手術当日に妊娠が発覚した経緯を、振り返りも兼ねて記録に残したいと考えたからです。

 

診を受けた月の2か月後には入籍も控えており、パートナーとは子供が欲しいと話をしていたので、まさかの診断にかなり動揺しました。私は医療従事者で、それなりに様々な疾患をもつ患者さんとも接してきたつもりでしたし、「がん」の知識もそれなりにありました。が、実際に自分が診断を受けると、ドラマでもよく表現されるように頭が真っ白になり、仕事も手につかず検索魔になったことを覚えています。

パートナーには入院前日に電話で診断名と、翌日から入院することを告げました。

そして、手術当日になり(正確には手術1時間前)妊娠が発覚。呆然としている私の代わりに主治医からパートナーに電話で報告。

今思えばパートナーの理解の良さにびっくりします。

この年は病気発覚~手術~結婚~翌年出産とジェットコースターのようでした。

 

っと流れを書きましたが、これから一つずつ順を追って書いていきたいと思います。

つたない文章ですがよろしくお願いします。